大きなモビール

植物が鳥が場の可能性を可視化する。

既製品を使うことについて、ギャラリーではない場所を展示場所として見立てることについて。
人工物、自然物問わず、与えられた環境(=一種の自然)としてとらえる。
わかりやすい土地の文脈を拾うのではなくその場所にすでにあるものごとを拾うことで無意識に反映される。
植物がいるのも鳥がいるのも知っている、しかし本当には見ていない。
構造を作り変えない。丁寧に要素を眺めて、少し取り除く少し付け足す。いくつかの要素を置き換える、並べ替える、接続する。
一本の紐を引っ張るとすべてが揺れる。全体が大きなモビールのようである。(2010年7月)


2010, Text, Words